R6年7月 職員の一言

<R6.7.1> ケアワーカー

5月に友人の結婚式がありました。その結婚式で、友人代表スピーチを任され、1ケ月程前にお願いされたのですが、マイクの前に立つと、頭が真っ白になり、何をしゃべったのかも覚えていません。ですが、結婚式で、皆の前で友人代表として話が出来た事、友達に感謝したいです。話は変わりますが、今日から7月です。これから、暑さも増していくと思いますので、こまめに水分補給・塩分補給をし、仕事に励んでいきましょう。

<R6.7.8> 看護師

私事ですが昨年の9月に入籍し、苗字が変わりました。嬉しいことに職場の皆さんもすぐに覚えていただき、新しい苗字で声をかけてくださり、本当に嬉しく思っています。結婚してから、結婚式はしないの?子供は?とよく言われ、体調不良で休むとおめでたでは?と言われますが、結婚式や子供より優先していることがあります。それは夢のマイホームの購入です。昨年の10月あたりから探し始め、購入を検討した物件はすでに2件。売り手の問題や、買い手の順番争いなどをここ半年ほどで経験し、すんなりは行かないのだなと32歳にして学びました。最近は物件探しに心が折れそうになっているところでした。今日のスピーチを機に夢のマイホーム購入に向けて改めて頑張ろうと思います。

<R6.7.22> 看護師

今日は、家族についてお話したいと思います。1年前の4月、私達の家族に衝撃が走りました。それは、2歳の甥っ子が急性リンパ性白血病と診断されました。40度の高熱と尋常ではない鼻出血があり、すぐにかかりつけのクリニックを受診しました。その日に大学病院へ受診し、心の整理もする暇なく当日入院となりました。義理の姉は1か月後に出産を控えており、代わりに兄が仕事を休み、半年間の闘病生活が始まりました。制度上、任意ですが多くの病院では付き添いを要請しているのが現状です。感染予防のため、一時期は部屋からも出ることができませんでした。ステロイド薬で情緒不安定になり、放射線治療で髪の毛は抜け落ち、何度も何度も行われた骨髄検査。2歳の小さな子が、毎日懸命となって治療に向き合っていました。その姿を見ると、やるせない気持ちになり、とても無力に感じました。時間がある時は、ラインのテレビ電話で通話を重ね、面会に行きました。小児の入院で感じたことは、患者のケアはもちろんですが、付き添いのママ、パパなどの家族に対してのケアがすごく重要だということです。まず、付き添い家族の食事は出ないので各自用意することになります。半年以上、毎日食事の調達を行うのは一苦労です。ある時は、結婚式場を経営する会社から、お弁当の配布が行われていました。家族のベッドは用意されないので、簡易用ベッドを買って寝ていました。食事もままならない、寝るときもしっかり休めない、自分のシャワーは予約制で時間が指定されているなど、本人以上に付き添い家族の環境が整っていないのが現状です。加えて、我が子の苦しがっている様子を見て、精神的にもきつかったと思います。閉ざされた空間の中で、スタッフのちょっとした家族へのねぎらいの言葉や気配りが大切だと感じました。そして、半年間の病院での治療を終え、一旦退院することができました。今は、通院治療を行っており、保育園にも再び通うことができています。突然、病気であることを宣告され、本人と家族の生活は一変しました。当院は難病の患者様が多く入院されており、共通する場面もあると感じました。今回初めて、難病の家族の立場になりました。入院中制限ばかりの生活、なんで自分がこんなにも苦しい思いをしないといけないのか、先が見えぬ不安など本人と家族はどん底に落ちていたのです。私も日々、患者さんと接していますが、患者さんだけでなく家族にも視点を広げて、本人と家族の想いに寄り添えるような看護を目指したいです。

<R6.7.29> 放射線技師

私はあまり読書が好きではありませんでした。読むスピードが遅く、読み始めても途中でやめてしまうことが多かったです。そんな私がある本に出会い、読書にハマるようになりました。辻村深月(ツジムラミヅキ)さんの「かがみの孤城」という本です。主人公をはじめとした7人の中学生が鏡の中のお城で出会い、何でも願を叶えてくれるという鍵を探すミステリー小説です。学生向けの本でありとても読みやすく、終盤には怒涛の伏線回収があるためページをめくる手が止められず、2日で読んでしまいました。映画化もされていますが、会話やストーリーが省略されていたり、表現が少し変わっていたりと原作と比べて物足りなさを感じました。本を読むのは時間もかかるし、集中力も必要です。ですが、本でしか味わえない体験により、読書の楽しさを知ることができました。ちなみに最近は湊佳奈絵さんの「母性」という本を読んでいます。「母性」を自然に持っている女性と、どうやっても手に入れられない「娘」であり続けたい女性を描いたなかなか重たい内容となっています。こちらは子供にはおすすめしませんが、気になった方はぜひ読んでみてほしいです。