山﨑 貴男(やまさき たかお) 日本認知症学会専門医・指導医 ☞紹介ページはこちら 2001年から2007年まで、九州大学病院脳の健康クリニック(もの忘れ外来)を担当し、 2007年より、泯江堂三野原病院もの忘れ診療の担当医になる 2008年より、九州大学臨床神経生理学教室(特任助教)にて、認知症の早期診断に関する研究を継続している |
【心理検査】
もの忘れの重症度、認知機能(見たり聞いたりして物事を判断する能力)、
認知症と似た症状を引き起こす心の病気について調べます。
【血液検査】
もの忘れを引き起こす身体の病気を見つけるのに有効です。肝臓、
腎臓、甲状腺の病気、膠 原病、ビタミン不足、感染症の有無などを
調べます。
【脳波検査】
頭皮に電極を貼り付けて、脳細胞の活動を調べます。特に、てんかんや
脳炎、脳症などから来るもの忘れを見つけるのに役立ちます。
【脳 MRI 検査】
脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などの有無を調べます。CTよりも画像が鮮明なので、脳の深部の様子や小さな変化もわかります。
【脳血流シンチ(SPECT)検査】
脳の血流の分布(脳の働き)を調べます。血流量の低下している脳の部分を明らかにすることで脳の働きが低下しているかどうかがわかります。
【できる限り、ご家族の方(受診される方の状況をよく知っている方)同伴でご来院下さい】
受診される方ご本人のお話と、ご家族から見た様子では、困っていることや生活の様子が異なることがあります。困っていることをより詳しくお伺いできるように、ご家族の方もご一緒においで下さい。
【メガネ、補聴器、飲んでいる薬の内容がわかる物をご持参下さい】
目の見え具合や耳の聞こえ具合は検査結果に大きく影響します。メガネや補聴器をお持ちの方は診察時に必ずお持ち下さい。また、内服中の薬があれば、お薬手帳や病院から貰った薬の説明書など、薬の内容がわかる物をご持参下さい。内服している薬の副作用で、もの忘れが生じている可能性がないか調べます。もの忘れ治療薬の内服を開始した時、薬の飲み合わせを調べるためにも必要です。
【元気な状態でご来院下さい】
受診当日に睡眠不足であったり、風邪をひいていたりすると、検査結果が悪く出ることがあります。受診前日は睡眠をよく取り、当日は元気な状態でお越し下さい。
【食事を抜く必要はありません】
必要に応じて、最初の受診で血液検査を行う場合があります。しかし、通常の健康診断のように食事を抜いて受ける必要はありません。どうぞ昼食を食べてからお越し下さい。病院内には軽食を提供する喫茶店もあります。