R6年9月 職員の一言

<R6.9.2> 臨床工学技士

先週台風10号が九州にきました。勢力が非常に強くまた速度がとても遅いため被害が大きくなるだろうと言われており、福岡県内でも大雨洪水警報や土砂災害警報などが発令され、皆さん各自災害に備えていたと思います。私も災害に備えて前日から食料や飲み水など買いだめし備えていました。しかし、台風が直撃するのは寝静まっている朝方の3時~5時ぐらいの間ということだったので仕事にもそこまで影響がないと思いましたが、上司から、何かあった時のために病院に泊まって機械が正常に動いているか見てほしいと頼まれたので、その日は初めて病院に泊まりました。2時間に1度起きて電気や水が動いているか、窓が割れていないかなども確認しました。台風は福岡の下側を通過していったので特に大きな被害もなく無事に朝を迎えて透析を行うことができましたが、大分などの一部地域では浸水や土砂崩れなどにより大きな被害が合い、透析が出来ない施設もあったようです。なので、災害が起きた時、災害が予想出来る時、最悪の場合を想定して最善の策を考えることが重要だと感じました。

<R6.9.9> 事務員

私は現在、篠栗町で買い物支援のボランティアをしています。月に数回、利用者は8名、和田、上町、中町、若杉地区で実施しています。なぜ買い物支援をしているかというと、私は病院に通院することと、買い物支援は関係性が強いと思っていて、高齢化が進む篠栗町にはこれからもっと必要性が高くなると感じています。病院の視点でいうと、高齢化率が上がってくると移動範囲が狭くなっていきます。移動範囲が狭くなると受診率が下がる傾向になります。受診率が下がるということは、将来的にはベッド稼働率に影響してくるので対策が必要になってくると感じています。今後ですけど、まずは各地区で買い物支援をできるようにして、その情報をもとに、病院に来院する手段を、タクシー以外で何か仕組みを作りたいと思っています。行政と協力しながらですけど、社会資源の一つとして、利用してもらえるように取り組んでいきたいと思います。

<R6.9.30> 看護師

私はこの半年で、祖母と母を癌で亡くしました。癌と診断された時、どう治療・療養をしていくか、最期をどう迎えたいかを家族で話し合いました。話し合いの結果、2人共、在宅での看取りを希望し、姉と2人で介護していく事を決心しました。私は、訪問看護で働いていて、医療者側の立場でしたが、家に帰ると一転し、利用者の家族の立場になりました。自分が仕事をしている間に、安心して任せられる在宅医や訪問看護の選択は悩みました。在宅医より紹介された訪問看護ステーションを一度変更した事もあります。その理由としては、今後看取りを考えた時に、ただ点滴などの医療処置をするだけではなく、母や祖母が、日中、家族が不在でも安心して相談に寄り添ってくれるところへお願いしたいと思ったからです。私の家族は幸い最善の方法を一緒に悩み寄り添ってくれる医師と看護師に出会う事が出来たのではないかと思っています。この経験を踏まえ、私も利用者様とその御家族様の想いに寄り添い安心して在宅生活が送れるよう支援していきたいと改めて思いました。