お知らせ
R4年4月 職員の一言

<R4.4.4> 理学療法士

現在臨床の場で幅広く用いられている認知症の評価スケールといえばHDSR(長谷川dementia scale revisedリヴァイズデゥまたは長谷川式認知症スケール)と呼ばれる検査法が浮かぶ方は多いと思います。このHDSRは1974年に公表され、1991年に改訂されました。開発したのは認知症医療の第一人者で、様々な功績を残された精神科医の長谷川和夫先生です。長谷川先生はフォーラム等で「人が人を支えるということを忘れてはならない。」「支え合うことで認知症になっても大丈夫な社会が構築できる。」と力説されています。また早くから「パーソンセンタードケア」の理念を掲げ、現在の認知症ケアの主流となっています。その長谷川先生は2018年自ら認知症であることを告白されました。2年ほど前にNHKスペシャルで「認知症の第一人者が認知症になった」という特集が組まれ思わず見入ってしまいました。私はこの番組の中で印象に残っていることが2つありました。一つ目は長谷川先生がデイサービスで感じた”孤独”を口にしたことでした。長谷川先生はデイサービスを利用するようになったのですが、馴染めず利用を控えるようになりました。かつて自身が提唱したデイサービスに通わなくなったのは印象に残りました。二つ目はかつて先輩医師からの言葉で「君が認知症になって初めて君の研究は完成する。」との言葉を紹介されたことでした。前者は認知症と向き合う人間としての素顔と後者はメディア等に発信し続ける研究者としての素顔がみられたように思いました。特に研究者としては当事者となったことで、認知症に関わるすべての専門領域を自身で検証し、日々の生活そのものが研究であり、私たち医療者にとっての教材になっているようにも思えました。そして2021年11月13日に老衰により永眠されました。92歳でした。その番組で長谷川先生は以前と今では見える景色は変わらない、夕日が沈んでいく時、富士山が見えるとき、変わりはしない。と言われていました。認知症がいかに進行しても「自分らしさ」は損なわれることはなく、その人の尊厳を守っていくことの重要性を感じました。私たちもいずれは必ず介護を受ける側となり、介護が必要になる時がやってきます。個人で今、患者に出来る「パーソンセンタードケア」を行いつつ、認知症になっても安心して暮らしていける地域・社会の構築をこの病院から発信していけるよう日々精進していきたいと思います。

<R4.4.11> 社会福祉士

この4月、私は入職して26年目の春を迎えました。その大半を泯江苑で過ごし、今の在宅部門へ異動して3ヵ月が経ち、新人さんで言う試用期間が終わったところです。在宅部門は、一番職員が少なく、そうそう収益も大きく上がらない地味な部署で、法人からするとなかなかスポットが当たりにくい、どんなに頑張っていても陽が当たらない部署だと思ったのが第一印象です。ですが、自宅訪問の現場に出向けば、そこは自分以外に変わりがきかない体当たりの時間。自分の発する言葉や行動が全てで、常に緊張と責任感を背負って利用者やご家族に向き合っています。そして、部署との連携がスムーズにいってこそ成り立つ大事な部署です。これまで泯江苑が私の代名詞というぐらいに知名度もあり体に馴染んでおりましたが、異動の時に「在宅部門は法人の要だ」とおっしゃっていた院長先生の言葉が、今ではまさにそのとおりだなと実感しています。私自身がまだ慣れていないこともありますが、やっていることは本当に大変。大変で苦しいけど大事。地域から法人をつないでいる重要な部署だと言えます。まだまだ駆け出し3ヵ月ですが、今後も皆さんの協力をいただきながら大事な在宅部門の一員として努力していきたいと思います。

<R4.4.11> 看護師

私は、20年以上篠栗に住んでいますが、今まで篠栗四国八十八カ所霊場の参拝をしたことがありませんでした。昨年、当院の新人研修の引率をすることになり、南蔵院までの道のりの下見に歩いてみました。すると普段車で何気なく通り過ぎる道も違ってみえ、木や草花など景色を楽しみながら歩き、参拝すると心が穏やかになりました。今はコロナ禍で、外出を控え旅行にも行けない日が続いていますが、休みの日に時々篠栗参りをしてリフレッシュしています。まだ八十八カ所全部まわれていませんが、マイペースで歩いて参拝できたらいいなと思っています。

<R4.4.25> 看護師

最近は夜勤明けで1度寝ると起きれない事が多くなりました。嫁さんが入院し、手術して帰ってきた翌日の事になりますが、嫁さんの家族がうちの子達を送ってきた時、「火事すごかったね!」と言われました。外に出ると消防と救急と地元の消防団や野次馬が何件か先に集まっていました。火事が起きていることに夫婦揃って寝ていたので全く気づきませんでした。これが隣だったり、自分の家だったら危ない目にあっているなと思いました。皆さんもこれから梅雨・台風・災害に気を付けてください。

第2回職員体力測定会を開催しました。

5月15日日曜日、新緑輝く季節となり運動・スポーツに最適な時期を迎えました。

体力測定会は今回で2回目となりスポーツエールカンパニーとして、職員の健康増進やスポーツに親しむきっかけ作りの一助として開催しております。体力年齢が定年を迎えられた方や後期高齢者の方等、日頃の運動不足を実感された方も多かったと思います。これを機に運動を始め、身体活動を増やしてみてはどうでしょう!実際、前回(昨年9月)のアンケート調査と今回(今年4月)を比較すると、全く運動をしていない職員は前回43%に対し今回は16.5%に減少しました。また週3~4回運動している職員は前回11.1%に対し、16.5%に増えています。

着実に健康増進への意識が高まっているように思えます。

三野原病院

リハビリテーション科長 杉原

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篠栗町若杉地区にて『健康講座』を開催しました。

5月13日金曜日篠栗町若杉地区にて健康講座を開催致しました。

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コロナ禍においてイベント自粛が相次ぐ中、感染対策を徹底し今年度最初の開催の運びとなりました。

講座内容は三野原病院が得意としております「コグニサイズ」でした。生憎の雨ではありましたが沢山の方が参加され、皆さんで楽しく実践することが出来、スタッフ一同楽しい時間を共有できたことを嬉しく思いました。

若杉地区の皆様本当にありがとうございました。

 

※健康講座は随時開催しております。詳しいことは三野原病院へお問い合わせください。

三野原病院

リハビリテーション科長 杉原

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