研修の内容は、「挨拶」と「声掛け」です。挨拶とはどういうものなのか、また声掛けの基本やそれぞれの症状に合わせた声掛けの仕方など、業務に活かせる内容でした。医療介護におけるホスピタリティとは、患者様の心を癒す医療の質や接遇力のことで、技術や知識に裏づけされた心配りとも言えます。この接遇は、見返りを求めず無償の愛情を持って、その思いやりを形にして伝える行動です。
「挨拶」は、自分の心を開いて相手に迫る行為で、ただ言葉を発するものではありません。優しい気持ちで、相手に近づくことが大切です。「声掛け」の基本は、最低限のマナーを守り、ゆっくりとはっきりとした口調で相手の「特性」を見極めながら安心感を与えるように行うことです。様々な症状を持つ患者様には、その症状にあった工夫が必要となります。
例えば「認知症」の方には日頃から定期的に声掛けを行う、「介護拒否」の方には要件を直接伝えることを避け世間話から始める、ダメな時は時間や人を変えたりします。「視覚障害」の方には、正面に立って気配を伝えてから名前を名乗り、身体に触れる前には必ず声掛けを行います。これはあくまで一例で、ひとりひとりに寄り添った様々な工夫があります。
研修後のアンケートでは、
- 余裕がない時こそ、しっかりとした声掛けを心掛けたいと思いました。
- 長く一緒いると言葉使いが悪くなってしまう事もあるので、初心を忘れずにその場にあった挨拶と声掛けに気をつけていきます。
- 些細な声掛けを忘れて急にケアに入る事があります。利用者様からすればびっくりしてしまうと思います。「ひと声かけて、ひと安心」を念頭に忘れずに声掛けを行っていきたいです。など、自分を振り返り、反省して今後の挨拶や声掛けに活かして行きたいという前向きな意見が多い印象を受けました。
今後もより良い「接遇」を目指し定期的な研修を行う予定です。法人に関わる全ての方に敬意を持って対応し、地域から選ばれる医療介護施設を目指して接遇向上に取り組んで行きます。
法人接遇向上委員会
<R5.5.1> 臨床工学技士
前回こちらでお話しさせてもらったときは私の好きな和菓子を紹介させてもらいました。あの後、他の部署の方から美味しいお店情報を頂けてとても嬉しかったので、今回も甘いもの紹介第2弾をと思います。今回のお店は洋菓子屋さんで、最近はそのお店にしか行っていないくらいハマっているお店です。場所は城南区の中村学園大学が目の前のお店で、店名は「チーズケーキレモン」店名の通り、商品はすべてチーズケーキで、シンプルなベイクドから季節のフルーツを使ったものまで幅広く揃っています。その中で私激推しのケーキは、カボチャのバスクケーキで、このケーキはよくあるカボチャのざらつきが全くなく、しっとりなめらかで、今まで食べたチーズケーキの中で一番美味しいと言っても過言ではないほどです。少し距離がありますが、お近くまで行かれた際は、是非一度ここのチーズケーキを楽しまれてはいかがでしょうか?今回は、このお店の紹介だけになりますが、他にも美味しいケーキ屋さんの情報交換をしたいので、美味しいお店をご存じの方は是非教えてください。
<R5.5.8> 理学療法士
私の出身は英彦山というところです。山登りなどで知っている方もいると思いますが、英彦山は福岡県と大分県の境にある標高1,200mの山です。小学校・中学校の時には毎年数回学校行事で英彦山に登っていました。中学校卒業後は1度も山頂まで登っていなかったのですが、去年の秋に娘が登ってみたいと言い出したので家族で登りました。子供たちにとっては初めての、私にとっては25年ぶりの登山でした。学校行事でいやいや登っていた時とは違い、景色を楽しんだりして気持ちよく登ることができました。英彦山は5月28日に山開きがあり、登山シーズンになります。子供たちがまた登りたいと言っているので、今年も登ろうと思っています。中岳の山頂は改修工事で立ち入り禁止になっているので、今年は北岳に登ってみようと思います。みなさんも興味があれば英彦山に登ってみてください。
<R5.5.15> 介護福祉士
去年、介護福祉士の資格を取り、念願だったバイクの免許を取りに行くとき、突然の病気で手術をすることになりました。子供が4人いるため、嫁さんにとても迷惑をかけました。しかし、入院している間に長男と次男が幼い下の子二人のお風呂を率先して入れてくれるようになり、子供の成長を見ることができ、とても元気をもらいました。今後は行けるか分かりませんが、子供の成長に負けないように研修に参加し、自分自身も成長できるように頑張りたいと思います。
<R5.5.22> 作業療法士
我が家は10年前から、家族でキャンプをしています。初めてのキャンプは、息子が5歳のGW、八女の星野村キャンプ場でした。その時はバンガローに泊まり、展望台へ星を観測に行き、虫を取ったりBBQをしたり、とても楽しかったことを覚えています。そこから、キャンプ道具にハマり、テントやランタン、調理機器、食器等が増えていき、「年13回キャンプに行こう!」などと目標を立て、週末がにぎやかになりました。時は過ぎ、コロナ禍で外出の機会が減り、このところキャンプ人気もあって、逆にキャンプに行くこともおっくうになってしまい、4年が過ぎてしまいました。そこで迎えた今年のGW。まだまだ自分の中では緊張感が抜けませんが、まだ、ほとんどキャンプ経験のない娘に「キャンプに行きたい」と言われ、長崎の平戸に行ってきました。あいにく天気は雨。風も強く、夜中は台風のようでした。なんとか朝を迎え、目の前に大きく広がる海があまりにも美しく、感動しました。今年高校生になった息子は、もう一緒については来ませんが、また少しずつキャンプを再開し、家族で楽しめる時間を作っていきたいと思いました。
<R5.5.29> 理学療法士
5月のGW以降、コロナウイルスが5類になり、世間もマスク緩和等がされてきました。約3年間ものマスク生活が影響しており、マスクを外して生活するのも、周りが気になりやはり外せないという方も多いです。しかし、緩和されてもうすぐ1ヶ月ということもあり、最近街中を見ると、徐々にマスクを外している方も増えてきてはいるように感じてきました。コミュニケーションを取る際でも、お互いの表情も見えるため、良いことではありますが、屋外での状況や、人と距離が取れる時、取れない時、また、屋内での状況など色々な状況に対してメリハリをつけての感染対策は医療に携わる者として継続しなければならないと思いました。今後も院内に持ち込ませないという点でも、自分自身ももう一度、医療従事者の立場としての行動を改めて考え、気を引き締めなければならないと思います。
6月23日(金)、3階フロア―にてビンゴ大会を行いました。
日々の体操やクラブ活動とは違い「景品が当たる!」とのことで、みなさん楽しみにされ開始前から多くの入所者の方に集まっていただけました。ゲームの開始より「私は〇番よ!」「次は〇番にして!」と声が飛び交い、にぎやかな時間となりました。
景品はタオルや孫の手、クシやハンカチ、小物入れなど、日常で使えるものをハズレなしで入所者の方全員にお渡しさせていただきました。ゲーム終了後は、テーブルの入所者様同士で景品を見せ合い、話がはずむ様子が見られスタッフもひと安心でした。
今後も入所者様に喜んでいただける行事を計画していきます。
ささぐり泯江苑3階 介護福祉士 山口