6月25日に開催した泯江苑の健康教室は、初めての試みとなる利用者ご家族様同士で顔を合わせて話をする『家族会』となりました。
施設環境、職員の接遇、ご家族様が言うべきか否か迷われていたことや不思議だと思われていたことなどが話し合われ、徐々に場が和むにつれ、皆様の「思い」を聞く事ができました。その中の一つに、利用者様ごとに担当スタッフがいることをご存知ないご家族様の多さに、担当スタッフとご家族様とのコミュニケーション不足を改めて感じました。ささぐり泯江苑スタッフはやっているつもりでも、情報や連絡の伝達が上手くできていない現状に気づかされました。一方でご家族様の間では、利用階問わず交流を持てた有意義な会であったと思います。
今後もよりよい施設サービスの提供を目指し、このような会を年に1度はもち出来るところから改善していきたいと考えております。参加された皆様、貴重なお時間をありがとうございました。
6月24日(金)に臨床栄養師継続研修が開催されました。
その際、私、入江とちゅうざん病院のブラウン臨床栄養師とでコーディネーターを務めました。ご講演を吉田貞夫先生(沖縄メディカル病院)と高畠英昭先生(産業医科大学)に賜りました。講演後には、グループワークとして症例検討を行いました。参加者からは、「認知症の方への食支援、ケースごとの対策、いろいろとヒントになることがありました。」「早期経口摂取の有用性が分かりました。」等たくさんの声を頂くことができました。今後の業務につながる研修となり、コーディネーターを務めた私としては“ホッ”っとしています。
6月25(土)、26日(日)には日本健康・栄養システム学会に参加し、発表してきました。
ささぐり泯江苑は、福岡女子大学大学院生の臨床栄養師のための連携施設となっており、研修生たちは、カンファレンスに参加したり、嚥下食作成過程を見学したり、ミールラウンドを実施したりと研修内容は盛りだくさんです。研修後、「カンファレンスに参加することで多職種による評価を共有でき、総合的な栄養科管理に繋げることができた」といった声がきかれました。こういった研修内容や研修成果について、今回の日本健康・栄養システム学会にて報告してまいりました。
全国大会での発表という事もあり、すご~~~く緊張して、胃が痛~~~くなりましたが有意義な研修となりました。先生方、大変お世話になりました。
臨床栄養師継続研修後の記念写真
栄養科科長 入江悦子
6月24日(金)に篠栗町庄地区の「いきいきサロン」にて出張健康教室を開催しました。
今回は、臨床心理士の佐々木先生による加齢と認知症の違い、認知症早期発見のポイント等の「認知症について」の講話や認知症専門医の山崎先生による「もの忘れ外来について」の紹介を行いました。講話後は、希望者に血管年齢、血圧、血糖、身長・体重の測定を行い健康チェックを実施しました。また、相談ブース(栄養、お薬、お口(歯)、リハビリ、介護保険について)では気になることや疑問に思うことを相談されていました。
参加された方からは、
「送迎サービスなどをされていることを知りませんでした。地域の為に色々工夫されているなと思いました。」
「認知症について知らないことばかりで、とても勉強になりました。」
等の感想をいただきました。
今後とも地域での健康教室を通じて、皆さまの健康維持に貢献していきたいと考えておりますので、ご希望がある場合はぜひご相談ください。
臨床心理士の佐々木先生による「認知症について」の講話
認知症専門医の山崎先生による「もの忘れ外来について」
血糖値測定(健康チェック)
お薬についての相談(相談ブース)