9月6日(火)に篠栗町の津波黒公民館にて健康教室を開催しました。
今回は「サルコペニア」の理解と予防について当院の理学療法士からお話をさせて頂きました。簡単に「サルコペニア」について説明しますと、私たちの身体を支える筋肉は、運動による刺激と食事による栄養摂取により維持・向上されます。ところが筋肉量は加齢により減少しはじめ、身体機能も衰えてきます。このような現象を「サルコペニア」(加齢性筋肉減少症)と呼んでいます。
講話では、「サルコペニア」は日頃のちょっとした心掛けで予防や進行を穏やかにすることができる事や筋力や、全身の筋肉量等を測定することで簡単に評価できることをお話しました。
今後とも地域での健康教室を通じて、皆さまの健康維持に貢献していきたいと考えておりますので、ご希望がある場合はぜひご相談ください。
10月15日(土)に開催されます、泯江堂 秋祭りでは・・・・・
今、一部で話題になっている最新の筋肉量測定機器にて各部位の筋肉量・脂肪量・たんぱく質量等を計測し、「サルコペニア」の有無を無料で判定できるコーナーを設ける予定です。現状の身体の状態を知ることで「サルコペニア」の予防や対策のお役に立つことと思われます。
皆さん是非、泯江堂 秋祭りにお越しいただき、健康コーナーにお寄り下さい。お待ちしております。
「サルコペニア」の理解と予防についての講話
指わっかテスト(サルコペニアの簡易評価)
ささぐり泯江苑の栄養科に8月29~9月2日まで九州女子大学(家政学部 栄養学科)3年生2名が栄養士実習に来ました。
特定給食施設で果たすべき多様な専門領域に関する、知識、技術の統合を図り、実践の場での課題発見や解決を通して総合的なマネジメントを行う能力を養うことを目的に実習を行いました。
実習を受けた2名の実習生からは、
「今回の実習では、健康教室に参加したり、アセスメントや食事介助、調理現場ではソフト嚥下食を作るなど、本当にたくさんの経験をさせていただきました。私がその中でも一番心に残っているのは食事介助です。不慣れで上手に行うことはできませんでしたが、完食してくださる方が多く”おいしかったよ。”という言葉を掛けていただき、とても嬉しく、栄養士という仕事の素晴らしさを改めて感じることができました。
この実習を通して、管理栄養士になりたくさんの方を元気にしたいという気持ちがさらに強くなりました。」
「実習では管理栄養士としての業務について学ぶことで、知っておくべき知識や身につけておくべき技術等を理解することができました。実際に、苑者様の身体状況、血液データ、食事摂取量を用いて現状を把握し、今後の問題点を考えられたことは、学校の授業ではできないことなのでとても貴重な経験になり勉強になりました。また、調理現場での実習では、各食事形態に合わせた調理の方法の違いを見ることができました。将来的には、今まで学んだ知識を活かして働ける管理栄養士になりたいと思います。」
調理現場での実習
健康教室への参加
9月1日(木)に精華女子高校看護科の1年生22名の基礎実習を行いました。
初々しい白衣姿に職員は「可愛い」「私たちにもこんな時期があったね~」「あったっけ?」と昔を思い起こさせてもらいました。病院案内、法人内施設の見学を行ったのち、学生の皆さんには嚥下困難の患者さんが口にされるお茶ゼリーの試飲もしてもらいました。病院とは?患者さんの気持ちは?を少しでも理解してもらえたのではないでしょうか。終了後に、振り返りと質問の時間を設けましたが、鋭い質問にあたふたと答えた次第で、良きせぬ質問にこちらも勉強させてもらいました。3年生になったら本格的な実習でまた会える予定です。あどけない表情も、質問も変わって行くんだろうなと今から楽しみにしています。
「病院ってどんな所?」の講話
外来処置室の説明
放射線科によるCTの説明
院内薬局の説明