理事長だより 第二十九回 「粕屋町老人クラブ講演会」
2017年1月の走行距離は182kmでした。もう少し欲しいところですが、よしとします。
2017年2月17日に粕屋町福祉センターにて、粕屋町老人クラブ連合会主催で認知症の講演をさせていただきました。会場となった粕屋町福祉センターは、敷縄池のほとりにあります。30年以上前になりますが、私が子供の頃は友達とこの池まで自転車できてヘラブナ釣りをやっていました。幾つもの針のついた仕掛けを練り餌で団子状にして遠くに投げる吸い込み釣りを楽しんでいました。投げた後は竿の先に鈴をつけて、それがなるのを待つだけ・・・あげてみるとヘラブナが時には複数引っかかっていたりしたものです・・・講演前にセンターから見える敷縄池を見ながら懐かしく思い出しました。
粕屋町は人口およそ4万6千人、高齢化率は17.3%と全国平均と比べると高齢化率が非常に低い町です(2016年4月)。65歳以上の高齢者はおよそ8,000人ですが、老人クラブに入っている方は1,400人を少し超えるぐらいだそうです。老人クラブの活動には、趣味や文化的活動による生きがいづくり、健康学習や運動による健康づくり、仲間が増え、地域へのボランティアなどの社会的貢献など様々あり、認知症予防にはもってこいの組織です。そんな素晴らしいシステムですが、なかなか新規での入会が少なく困っているとのことでした。全国老人クラブ連合会のHPを見ると、平成26年から5カ年計画で「100万人会員増強運動」実施中とのことで、勧誘からPR活動など色々と手を尽くされているようです。煩わしがっている場合じゃありません、健康寿命を保つには社会的つながりが大切です。積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
ヘラブナ釣りのように、待つだけではダメなのですね
講演風景
2月18日(土)に三野原病院にて、TQM発表会を行いました。
この発表会は、医療やサービスの質の向上、業務改善などを目指した試みを発表する場になっています。今年度から活発なTQMと医療・介護サービスの質の向上につなげる為に、演題数を制限し発表・質疑応答の時間を十分に取ること、法人全体に同一意識を持たせるために一定期間テーマを絞り込む、1年以上にわたるデータ収集を可能にする等の変更が行われました。
今年は、「業務改善」のテーマで7演題が発表されました。残念ながら最優秀賞に該当する演題はありませんでしたが、病院リハビリテーション部が発表した「5S活動と勤務体制の改善による効果」と医事課が発表した「外来の待ち時間短縮を目的とした業務改善」の2演題に優秀賞が贈られました。
来年は、最優秀賞がとれるように個々の力を合わせて頑張っていきます。
また、これからもこのような発表会等を通じて医療・介護・サービスの質の向上に繋げていきたいと考えています。
TQM発表風景
優秀賞の表彰(病院リハビリテーション部)
優秀賞の表彰(医事課)