6月24日(土)に平成29年度の第1回目となる健康教室を「認知症について」をテーマに開催しました。
現在、「認知症サポーターキャラバン」が全国で展開されており、篠栗町としても認知症サポーター養成講座が開かれております。今回は、認知症の方を多く受け入れている泯江苑で、認知症についてを正しく理解し利用者とそのご家族をしっかりサポートできないかと考え、講座を社会福祉協議会よりささぐり荘 統括部長の渡邉健一先生にお願いいたしました。渡邉先生の声や話し方が穏やかで資料もとても解りやすい内容であった為、終了後のアンケートでもとても良い話が聞けたと大好評でした。参加された48名(内ご家族様)の殆どの方が申請されオレンジリングを配布されて帰っていかれました。これからも、認知症の方が増えていくことが予測されており、一人でも多くのサポーターが増えて認知症があっても地域で生活できるようになればいいなと思っています。
ささぐり荘統括部長の渡邉健一先生の講話
6月21日(水)に篠栗町庄地区で「サルコペニア」についてのお話をさせていただきました。
最近メディアでも取り上げられる機会が多いようですが、参加されたほとんどの方は「聞いたことがない」とのことでした。この「サルコペニア」は「筋肉減少症」ともいわれ、加齢や運動不足、栄養管理等により引き起こされます。お話の中では、原因と対策についてのアドバイスや簡単な「サルコペニア」の見分け方についてもお話させていただきました。また当院では、リハビリを行なっている患者様に対し可能な方には「サルコペニア」の評価を行い、適切なアドバイスも行なっております。
今後も地域の方々に機会があれば、またお話させていただきたいと思います。
指わっかテスト風景
筋力トレーニング(片脚立ち)の紹介
ささぐり泯江苑の栄養科に6月12日~6月17日まで中村学園大学(栄養学部 栄養学科)3年生2名が栄養士実習に来ました。
特定給食施設で果たすべき多様な専門領域に関する、知識、技術の統合を図り、実践の場での課題発見や解決を通して総合的なマネジメントを行う能力を養うことを目的に実習を行いました。実習では、栄養士業務の実際を学ぶ事ができます。業務の流れがわかり、将来自分がどのような栄養士をめざすかの、きっかけになったのではないでしょうか。
実習を受けた2名の実習生からは、
「この実習を通して、アセスメントや食事介助、調理現場ではパン作りや盛り付けなど、普段経験できない事をたくさん経験させていただきました。この一週間で学んだことをこれからも活かし、自立支援に繋がるおいしい料理を作れる管理栄養士になりたいです。」
「今回の実習では調理のことだけでなく、栄養ケア・アセスメントや食事介助など他では体験することのできないことをたくさん教えて頂き、吸収することができました。特に多職種協働の大切を強く感じました。この経験を活かして管理栄養士を目指していきます。」
調理実習風景