理事長だより 第四十七回 「朝駆け登山」
2018年7月の走行距離は154kmでした。腰痛をどうにか克服し、貯金を5kmに増やせました。
「ご来光」・・・高山の頂上で見る日の出。登山アプリを閲覧していると「ご来光」の写真をよく見かけます。写真だけ見てもとても綺麗ですが、実際に見ると感動ものでしょう。しかし、頂上で日の出を見るということは、当然暗いうちから登り出さないといけないんだなぁ・・・当たり前。九重連山の一つ大船山(たいせんざん:1786m)での「ご来光」に照準を合わせて、坊ガツルで一泊する計画を立てました。長者原からの登り出し、天気は良!雨ヶ池越のルートで坊ガツルまで向かいます。
雨ヶ池・・・日差しは強いが風は涼しい・・・福岡の暑さを忘れる・・・
今回はいつもの登山と違ってテントを持参。ザックの重さは13kg、およそ5kmのなだらかなコースですがやはり辛い・・・ランニングを始める前は(8年ほど前ですが)今より15kg体重が重かったので、こんな重さを身につけて歩いていたのか・・・あの頃は。そう考えると気も紛れます。
坊ガツル・・・ザックが重い・・・
坊ガツルでテントを設営したら・・・法華院温泉で汗を流し、ビールをいただきます。こんなところで冷たいビールが飲めるのは非常にありがたい。いつもの数倍美味しかった。夜は寝転がって夜空を見上げると、たくさんの星々。あーここまでは良かったのです。
翌日は、大船山へ朝駆け登山です・・・暗いうちから登るので早めに就寝・・ん?なんだか様子が変?風が強くなってきたのか、テントがバタバタ誰かに叩かれている?なんかブワッとテントが飛ばされそう・・・ウトウトしては大きな音にビクッとして、そんなことを繰り返しているうちに出発の時間です・・・ぼーっとした頭を無理やり起こして、ヘッドライトの明かりを頼りにさまよいます。
大船山への道のり・・・昨日下見したところまでは順調に進みましたが、その先は多少迷いそして不安と恐怖が・・・それでもどうにか上り詰めてきた時、何と下山してくる人が・・・・大船山は厚い雲に覆われ雨が降っているので諦めたとのこと・・・周囲が少し明るくなって、大船山の方向を見上げると厚い雲で山頂は見えず。仕方なく北大船山(1706m)の頂上で日の出を待ちます。もちろん「ご来光」拝めませんでした。意気消沈し下山している途中、ふと、雲の隙間に阿蘇の山々が雲海に浮かんでいるのが見えました。
根子岳、高岳が雲海に浮かんでいる・・・
いつか機会があれば朝駆け登山、チャレンジしたいと思います。
理事長だより 第四十六回 「ゆうやけマラソン」
2018年6月の走行距離は137kmでした。6月末に油山周辺を4時間トレランした翌・じ・・つ・・・腰痛が出てきてしばらく走れず、走行距離は失速・・・貯金は1kmのみです。7月にも影響が出ているので、今後の成り行きが心配です。
7月に入り腰痛が徐々に回復して、少しずつ走れるようになってきた頃・・・泯江堂でエントリーしていた「第1回博多湾ビーチパークゆうやけマラソン」がやってきました。種目は20kmリレーで、泯江堂から2チーム(合計11名)出場しました。このところ晴天が続いていましたが、当日もいい天気でした。コースはマリナタウン海浜公園内で時刻も17時ごろです。そこまで暑くはありません。1.25kmの周回コースを、一人3, 4周することになります。コース途中の砂浜では体力奪われたり、道幅が狭くて追い越しにくいところなどがありますが、コース全体は松の木陰で気持ちよく走れました。
いい天気です。遠く中央やや右に米の山、若杉山が見えます。
泯江堂からAチーム・・・できれば表彰台を狙おう(この大会は第1回目なので狙い目?)と思っている5名。Bチーム・・・楽しく走る6名。この二つで出場。Aチームは序盤3位・4位争いをしていましたが、徐々に2位・3位争いへ・・・抜いたり抜かれたりを繰り返して、最後の2周で抜き返して、そのあとそのままゴールしました。もちろんアンカーはいただきました。私は学生の頃からずっと文化系クラブの所属、まさか運動系の表彰台にあがれるとは・・・・メンバーの皆さんありがとうございます。ところで、20kmリレー出場は15チームだけでした。
表彰式のあと・・・まだ走っている人もいましたが・・・綺麗な夕日と、心地よい海風を受けながらの一杯・・・最高です。
理事長だより 第四十五回 「三郡縦走」
2018年5月の走行距離は155kmでした。これで貯金は14kmです。
三郡縦走・・・福岡に住んでいて登山をされる方は誰でも知っている、そんな有名なコースです。粕屋医師会に所属される大先輩から「この間、三郡縦走してきたよ」なんて話もありまして、常々チャレンジしたいと思っていました。三郡縦走は、太宰府の宝満山—三郡山—篠栗の若杉山までの縦走です。これだとスタート地点とゴール地点がかなり離れているので、車で登山口まで行ったら帰りはどうしたらいいのか?・・・というところで今まで尻込みしてました。至極当然なことですが、こんな時は公共交通機関を利用するしかないですね。朝、スーツや学生服に混じってトレラン用の格好をして西鉄電車に乗り込み太宰府駅に降り立ちました。この日、天気は曇り。
朝の電車は学生さんでいっぱい、駅近くのコンビニもごった返しです。コンビニでおにぎり3個、ペットボトル3本、ウイダーinゼリー3個を購入して、まずは竈門神社まで軽くジョギング。お参りの後は、普通に宝満山登山です。宝満山(829.6m)といえばやはり階段・・・百段ガンギなるものも存在します。
1時間半かけてようやく宝満山頂上へ・・・ガスのため視界なし。残念です。登山客もまばらでした。
さて、これからが縦走本番です。宝満山を後にして、仏頂山(868.7m)を越えて、最も高い三郡山(935.9m)へ・・・なだらかな道は軽くジョグして進みます。三郡山頂上には、国土交通省管轄の航空路監視レーダーと関連施設があります。天気のいい日には、山頂にこんな施設なければいいのにと思ったりもしますが、この日は靄に包まれて幻想的?。
山頂でおにぎりを食べ、砥石山へ向かいます。前砥石山(805m)まではスムーズにいけますが、その後の砥石山(828m)まではなかなかの急登が続いてクタクタです。ふと足元になにやら白いものが生えてました。みなさんご存知ですか?これ?
銀竜草(別名ユウレイタケ)です。
ここから鬼岩谷(774m)、そしてショウケ越えまでは下るばかりです。ショウケ越えの橋はいつの間にか通行禁止になっていて、迂回路から橋を眺めます。
そしてその後若杉山(681m)までは長い登りです。やっとの思いで若杉ヶ鼻に到着してこの三郡縦走路を振り返って眺めると、ひしひしと達成感が湧いてきます。
少し靄が晴れました。
これは別日の写真。右端の麓から登って、宝満山/仏頂山/三郡山/砥石山/鬼岩谷
しかし若杉山の頂上についても、ここから篠栗駅までが長い道のりでした。篠栗の街でビールの飲めるカフェを探し、最高の一杯を飲んで篠栗駅到着・・ゴールです。
活動時間:6時間15分、活動距離:24.0km、累積標高1707m