6月13日、「転倒・転落災害防止について」研修を行いました。
転倒災害は年々増加している労働災害の一つに挙げられます。第三次産業においては転倒災害の占める割合が最も高く、特に、社会福祉施設は約30%前後となっています。当院では年に一度、転倒・転落災害について研修を行い、転倒・転落災害について注意喚起を行っています。特に高年齢労働者は身体強度や運動機能が低下するため、転倒しやすく、わずかなつまずきであっても被災の重篤度が高まる傾向があります。
今回の研修ではつまずき防止のための簡単な運動を紹介しました。始業前や休憩時のわずかな時間で行える体操ですので是非各部署で行い、転倒災害の防止に役立て頂きたいと思います。
安全衛生管理委員会 結城
6月8日、9日の2日間、横浜で開催された日本透析医学会に参加しました。
今回、当院はポスターセッションで「透析患者を抱える療養型病院で災害対策・BCPシミュレーションを試みて」の演題で発表を行いました。
東日本、熊本、能登半島と自然災害が頻発していますが、当院でも、それら災害に備えて、大規模な震災を想定したシミュレーション訓練を実施しています。また、訓練だけでなく、災害発生時に迅速に治療可能な状況まで復旧させるための様々な取り組みを行っており、それら活動を他の病院と共有する良い機会になったと思います。
当日は、ポスターの他にシミュレーションシナリオや患者さんやスタッフ用のマニュアルなどの資料も持ち込みましたが、それらに興味をもって頂いた方も多くいらっしゃったように感じます。
また、参加されている他の病院の発表からも、医療の質を上げるために奮闘されている様子を直接感じることが出来、参加して良かったと改めて感じました。受けた刺激をスタッフとも共有しながら、明日からの診療に繋げていきたいと思います。
臨床工学技士 和田