セミナー『熱中症対策』を開催しました。

今年で94回目となる全国安全週間は、労働災害を防止するために自主的な活動の推進と、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的としています。この全国安全週間の一環として、毎年この時期に、「熱中症対策」の研修を行っています。今回は、環境省の資料の中から、【夏を健康に過ごすための体作り】の動画と【夏を快適に過ごすには:エアコンの上手な使い方】を7月13日~15日の期間に4回実施し、85名の参加がありました。暑さに対する体作りとして、インターバル速歩の内容と方法を紹介しました。熱中症は屋外よりも屋内の発生が多く、近年の気温では、室内のエアコンを使用し、熱中症を防ぐことが大切であることから、エアコンの上手な使用方法を紹介しました。

 

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参加された職員の感想は

  • インターバル歩行は初めて知ったので実践してみたいです。
  • 熱中症にならない為の体力作りが重要だと分かり実践しようと思いました。
  • 知らない知識を得ることができ、有意義だった。
  • 熱中症予防にはやっぱり体力作りが必要なんだと思う反面、現実はクーラーが効いた所から動きたくない自分がいます。でもこれからは、意識して早歩きをしようと思いました。
  • エアコンを使う際の扇風機の設置場所が参考になった。

昨年1年間の職場における熱中症の発生状況を見ると、死亡を含む休業4日以上の死傷者919人、うち死亡者は19人となっており、「休ませて様子を見ていたところ容体が急変した」、「倒れているところを発見された」など、管理が適切になされておらず被災者の救急搬送が遅れた事例が含まれています。入職直後や夏季休暇明けで熱順化が十分でないとみられる事が多いことから、夏期の暑熱環境下における作業計画の策定、水分や塩分摂取の徹底、職員の健康状態の確認をそれぞれの現場で注意することを、安全衛生管理委員会より注意喚起していきたいと思います。

 

安全衛生管理委員会 藤木