セミナー『歯と口の健康』を開催しました。

令和5年8月10日に「歯と口の健康」の研修を行いました。

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労働安全衛生法では、入職時の雇入れ検診や定期健診など、色々な検診が定められていますが、歯科検診については、一部の有害物質を扱う方たちへの特殊歯科検診はあるものの、歯科の定期検診はありません。2021年より、働く意欲のある高齢者が能力を十分に発揮できるよう、70歳まで働く環境を整えていく努力義務が設けられました。(「70歳就業確保法」)70歳まで働くとなれば、かなりの期間健康な体でいる必要があります。しかし、歯科検診は義務とされる検診でないため、歯科への受診はずいぶん昔に行ったっきり…という方も少なくないと思います。

虫歯や歯周病などは歯を失うだけでなく、狭心症や糖尿病、動脈硬化や肥満など、全身の様々なところに影響を及ぼします。また、歯が19本以下で義歯を使用していない人は、20本以上ある人よりも転倒のリスクが2.5倍高くなり、19本以下でも義歯を入れることで、転倒のリスクを約半分に出来る可能性があります。元気で働くためには定期的に歯科を受診しましょう。

 

安全衛生管理委員 結城