ささぐり泯江苑の栄養科に8月29~9月2日まで九州女子大学(家政学部 栄養学科)3年生2名が栄養士実習に来ました。
特定給食施設で果たすべき多様な専門領域に関する、知識、技術の統合を図り、実践の場での課題発見や解決を通して総合的なマネジメントを行う能力を養うことを目的に実習を行いました。
実習を受けた2名の実習生からは、
「今回の実習では、健康教室に参加したり、アセスメントや食事介助、調理現場ではソフト嚥下食を作るなど、本当にたくさんの経験をさせていただきました。私がその中でも一番心に残っているのは食事介助です。不慣れで上手に行うことはできませんでしたが、完食してくださる方が多く”おいしかったよ。”という言葉を掛けていただき、とても嬉しく、栄養士という仕事の素晴らしさを改めて感じることができました。
この実習を通して、管理栄養士になりたくさんの方を元気にしたいという気持ちがさらに強くなりました。」
「実習では管理栄養士としての業務について学ぶことで、知っておくべき知識や身につけておくべき技術等を理解することができました。実際に、苑者様の身体状況、血液データ、食事摂取量を用いて現状を把握し、今後の問題点を考えられたことは、学校の授業ではできないことなのでとても貴重な経験になり勉強になりました。また、調理現場での実習では、各食事形態に合わせた調理の方法の違いを見ることができました。将来的には、今まで学んだ知識を活かして働ける管理栄養士になりたいと思います。」
調理現場での実習
健康教室への参加
夏といえばそうめん流し!泯江苑2階は8月17日、3階は8月30日にそれぞれ開催いたしました。
「行ったよ」、「今!今!すくって!」と掛け声をかけながら、次々に流れてくるそうめんを見事にキャッチされていました。長い竹を流れるそうめんに皆さん夢中になってすくい上げ、とても美味しそうに召し上がられていました。今年も、夏を感じる楽しいひと時となりました。
尚、通所リハビリテーションのそうめん流しは、9月5日に予定しておりますのでお楽しみに。
泯江苑2階でのそうめん流し風景
泯江苑3階でのそうめん流し風景
8月29日(月)に城戸区いきいきサロンの一環で三野原病院とささぐり泯江苑の見学会を行いました。
11:00~14:00までの3時間でしたが、前半は病院の外来、地域連携室、喫茶、歯科、病棟を見て回り、リハビリテーション室では、体力測定(サルコペニア評価)を実施し、参加者の方から一喜一憂の声が聞かれました。後半は昼食後に、身長・体重・血圧・血管年齢・血糖値を測定し自身の健康チェックを行いました。その後、ささぐり泯江苑の通所リハビリテーション体験で他の利用者の方と一緒に体操を行い、最後に、陶芸教室を見て終了となりました。昼食は当院自慢の外来治療食を提供し「美味しかった」との声をたくさんいただきました。当院での取り組みを少しでも分かっていただけたのではないかと思います。
施設を見学された方からは、
「楽しく体験ができました。ありがとうございました。」
「健康チェックで自分の血管年齢がよく分かり大変よかったです。」等の感想をいただきました。
私たちは地域に寄り添う病院・施設でありたいと願っておりますので、今後も地域の方々に、当法人をより身近に感じていただける見学会を開催していく予定です。参加された城戸区の皆様、本当にありがとうございました。