入院中の患者様は室内で過ごされることが多く、どうしても季節感を感じる機会が減少してしまいます。そのことが認知面(見当識)の低下に繋がることも考えられます。その為、リハビリテーション部では季節に合わせた飾り付けを行い、季節感を感じられるような雰囲気作りに努めています。また、季節感を感じられる明るい雰囲気を作ることで、少しでも楽しく心地の良い空間でのリハビリを患者様に提供出来ればと考えています。飾りの製作には、スタッフだけでなく、患者様にも参加して頂いており、患者様やスタッフの交流の場ともなっています。春には桜、梅雨にはあじさい、夏にはひまわり、秋にはハロウィン、冬にはクリスマスの飾り付けと様変わりしています。
現在はクリスマスバージョンです。ダンボールや花紙、色画用紙、綿などを使用して製作しました。是非、リハビリセンターに立ち寄る際にはご覧になって下さい。
患者様と製作したサンタクロースとクリスマスツリー
サンタクロースの帽子部分製作の様子
クリスマスツリーの飾りつけ
受付横にある小さな雪だるま
平成27年度介護食品の認知度向上のためのシンポジウムを開催する補助事業において、NHKプロモーションが事業実施主体となり、東京、秋田、富山、和歌山、福岡においてシンポジウムが開催されました。シンポジウム開催地で介護食品業界の発展に貢献した人物に、福岡県では4名に感謝状が贈られ、当法人栄養科の入江科長が感謝状をいただきました。
感謝状をいただいた入江科長からは、
「当施設で提供している『やわらか食』や『ソフト嚥下食』といった介護食が評価されたということで大変嬉しく思います。食品、食事というのは生命活動に欠かせないものですが、近年、低栄養状態の高齢者が増加してきています。“この飽食の時代に”と思われるかもしれませんが、「普通の食事」を食べたり飲みこんだりすることが難しい高齢者が増加しているためです。食べることが困難であるがゆえ低栄養状態に陥ってしまいます。これは介護・医療の現場のみならず、家庭においても同じです。農林水産省では、平成25年10月より介護食品のあり方について検討を行い、新しい介護食品『スマイルケア食』の利用促進を進めています。スマイルケア食とは硬さなどの食べやすさや栄養面に配慮した食品や料理などの愛称です。ご家庭での調理も可能ですが、市販のものも多くあります。スマイルケア食を家庭での“おたすけ食”としてご利用することがすすめられます。」
との感想をいただきました。
感謝状の授与
今回は、夜間の火災を想定し火災発生時に自衛消防活動を、迅速・確実に行える事と施設内の消防用設備の取扱いを熟知することを目的とした訓練を行いました。
地下1階から火災が発生したという想定で初期消火からの消火用散水栓での消火活動や、消防への通報及び館内への避難誘導放送、患者様の非難と安否確認などの訓練を行いました。
この他に、訓練参加者による水消火器による初期消火訓練と避難用滑り台を体験し、患者様の命を守る対応を学びました。
今後も定期的な訓練を実施することで、非常時にしっかり対応できるようにしていきたいと考えております。
通報機器の説明
消火用散水栓による消火訓練
水消火器による消火訓練
避難用滑り台の体験