2019年11月22日(金)篠栗小学校3年生対象の「こころのバリアフリー」と題した総合学習にゲストティーチャーとして参加させていただきました。
私が車椅子体験で伝えたいこと、それは、子供たちが自分たちの学校や地域を車椅子で『歩く』体験をすることにより、車椅子利用者を同じ地域に住む隣人として理解し、最終的には子供たち自身が地域のバリアフリーについて考えてくれることでした。車椅子の安全な使い方はもちろんですが、まず「心のバリア」をなくす為に必要なこと。それは『その人を知ること』、挨拶や同じ目線で話すなどのコミュニケーションの大切さを伝えました。
車椅子体験では『身体の一部として生活している人』を理解するために、あえて普段通いなれている道でおこないました。子供たちは、初めは面白半分にやっていましたが、徐々に相手を気遣うような声の掛け方や車椅子のスピード調節などを自ら考え行動していました。
体験を終えた子供たちの感想を聞いて、この体験学習を通して少しでも心のバリアが低くなったのではないかと思いました。
子供たちの感想の一部を紹介します。
・「いつも通る道なのに、小さな段差でも乗り越えるのが大変だった」
・「介助してもらう人に自己紹介をしてもらったら、安心することができた」
・「怖かったけど車椅子に乗っている人の気持ちが分かりました。」
グループホームひだまり
管理者 廣瀬
11月20日から22日の3日間、大分県別府にて行われた第30回全国老人保健施設記念大会へ参加してきました。
期間内には法人各施設よりのべ27名のスタッフが参加し、ささぐり泯江苑から2事例の演題を発表しました。わたしはそのうちの在宅復帰事例の発表者として参加しました。
現在、わたしの勤務している介護老人保健施設『ささぐり泯江苑』は在宅復帰超強化型施設として機能しており、日々の入苑や退苑、通常の業務と慌ただしく仕事をこなす日々ですが、利用者が望んでいる在宅復帰を実現できることはとれも大きな喜びです。
今後は利用者とそのご家族の思いにさらに寄り添い、可能な限り総合的ケアサービスの提供を多職種と連携し、目指していきたいと考えています。
ささぐり泯江苑
介護福祉士 山口
こんにちは!三野原病院リハビリテーション部作業療法士の鍋です。最近はコグニサイズでの教室・講座が増え、地域の方々とふれあう機会が多くなり、地域のことを知る機会が増え嬉しく思っています。さて、今回はオアシス篠栗で町の協力員をされている方々と、国立長寿医療研究センターで開発された「コグニサイズ」の研修を行なってきました。「コグニサイズ」という言葉、もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、コグニション(認知課題)とエクササイズ(運動課題)を足したものが、「コグニサイズ」です。つまりは、頭を働かせながら、運動を行なうことです。それが、認知症予防に効果があるとされています。
講座では、初めに筋トレ・ストレッチを行い、実際に「コグニサイズ」を行い体験して頂きました。「コグニサイズ」は数字・言葉・歌など様々な種類のものがあります。今回は、時間の都合もありその中の一部分だけしか出来ませんでした。体験の中では、皆様沢山の笑顔が見られ楽しんで行なえていたように感じます。この様に楽しんで行うことが継続できるコツであり、重要だと感じます。また、個人的にはもっと沢山のことを皆様に伝え、地域の介護予防に役立てて頂けたらと感じました。今後もこういった機会を得ることが出来ましたら、積極的に関わっていきたいと思います。
今回、この講座に参加された方々は約50名でした。こんなに多くの町の方々が参加して下さり、とてもやりがいがあり嬉しいことでした。参加して下さった地域の皆様と、企画して下さいました町の職員の方々に感謝致します。ありがとうございました。
三野原病院
リハビリテーション部 鍋