2月27日(土)に『認知症の方を支える家族の思い』をテーマに粕屋町で皮膚科クリニックを開業されている大坪先生にお話しをしていただきました。
お母様が認知症を患い症状が変化していく中で、ご家族の戸惑い、心理状況や先生自身の健康状態、またお母様以外にも家族に介護が必要になるなど、家族の大変さやお母様を見守っていく中で苦しかった胸の内をありのままにお話されました。先生が面会に来苑されながらも、一度もその苦労話を口にされたことがなく、医師でありながらの葛藤を聞いているうちに泯江苑スタッフが思わず涙を流していました。皮膚科医師としての治療見解と認知症予防についても大変興味深いお話でした。先生がお話された『親孝行ってなんだろう?価値観を変えてみると、不幸とも可哀想とも思っていない。親も子も様々。理解や容認することで新しい価値観を生み出そう』というポジティブな姿勢には、感銘を受けるものがありました。
今後も、よりよい支援ができるように健康教室を開催していきますので、利用者様のご家族はもちろん、地域の皆様のご参加をお待ちしております。
大坪先生、大変貴重なお話をありがとうございました。
大坪先生による講話風景
2月13日(土)に三野原病院にて、研究・TQM発表会を行いました。
この発表会は、医療やサービスの質の向上や業務改善などを目指した試みを発表する場になっています。
今年は、他部署合同での発表4件、部署単独での発表が7件の合計11件の発表が行われ、病院のリハビリテーション部が発表した「患者様のリハ支援体制の確立とその効果」に優秀賞が贈られました。
優秀賞を受賞したリハビリテーション部の代表者からは、
「今日の結果に慢心せずに、これからも業務改善や効率を考えていきたいと思います。」
とのコメントをいただきました。
当法人では、これからもこのような発表会等を通じて医療・介護・サービスの質の向上に繋げていきたいと考えています。
研究&TQMの発表風景
優秀賞の表彰
2月9日(火)に地域の方々に当法人の役割や取り組み、施設を知っていただくために篠栗町民生委員の方々に施設見学と講演を行いました。
病院の診療科と専門医師についての説明から始まり、病棟、歯科、リハビリテーション室、透析室、ささぐり泯江苑では認知症専門棟、一般棟、通所リハビリテーションの特徴を説明しながら施設見学が行われました。
つづいて、臨床心理士の佐々木先生による加齢と認知症の違い、認知症早期発見のポイント等の「認知症について」の講話や認知症専門医の山崎先生による「もの忘れ外来について」の紹介、最後に「介護保険について」、「当法人の取り組みについて」の説明が行われました。
今後も地域の方々に、当法人をより身近に感じていただける見学会を開催していく予定です。
見学会にお越しいただいた篠栗町民生委員の皆様、ありがとうございました。