ささぐり泯江苑のリハビリテーションの特徴
当苑では、すでに治療としてのリハビリテーションの時期は過ぎ、生活を取り戻すためのリハビリテーション施設として、各階の生活の場所で行うことを基本としています。また、自宅復帰に向けての訓練など、生活様式に合わせたものを行うことで利用者の生活がより良いものとなるようなお手伝いを心掛けています。
歩くことの大切さ
ささぐり泯江苑は"歩く"ということを大切にしている施設です。下記のリハビリテーションサービスのほかに、利用者様に行っていただいているものとして歩行運動があります。歩くことで筋力や体力を低下させない、また低下した機能を取り戻せるように援助を行っています。
リハビリテーション内容
理学療法士や作業療法士が他の職種と共有する情報から計画したプログラムに沿って実施しています。
【短期集中リハビリテーション(加算対象)】 開始から3ヶ月間集中的に行うもので、体調不良等がない限りほぼ毎日実施しています。特に身体機能や生活能力の向上を目的にしていますので、苑の特徴でもある"歩くこと"のリハビリテーションはここから始まります。 |
【認知症短期リハビリテーション(加算対象)】 物忘れのある方の認知機能改善を目的に行うリハビリテーションです。短期集中リハビリテーションと同様に開始から3ヶ月間、週3回を限度に実施しています。個人の状態に合わせた内容で提供できるように、パズル類や学習教材・塗り絵など準備しています。 |
【個別リハビリテーション】 上記の期間を過ぎた方を対象に実施しています。短期集中期よりも頻度は減りますが、心身機能の維持をはじめ自宅での生活に支障となっているものを解決するためのアプローチなどを行っています。 |
グループ活動
1対1で行うのではなく仲間がいるから励みになる、頑張れるということも多いのでは・・・。グループ活動の中に陶芸を始め革細工やペーパークラフトなど作業活動も取り入れることで、心身機能の維持向上だけでなく作る楽しみなど生活の質へ働きかけ、楽しみながら認知機能や身体機能の改善をしていただくことを目的に行っています。 |
学習療法
公文の学習療法施設として認知症機能の改善を目的にリハビリテーションスタッフを中心に学習療法にも取り組んでいます。
実費が必要ですが、ご希望があればご相談ください。 |
コグニサイズ (認知症維持・改善を目的とした取り組み)
ささぐり泯江苑では、通所リハビリを利用されている全ての方に、月~金曜日の13:15~13:45に約30分間実施し、
利用者様の認知症維持・改善に取り組んでいます。
- コグニサイズとは、
- コグニサイズの効果
- コグニサイズのポイント
- コグニサイズの紹介(実施方法の一部を紹介)
- ささぐり泯江苑で実施しているコグニサイズの概要
国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、
認知症予防を目的とした取り組みです。
認知症予防を目的とした取り組みです。
コグニション(cognition:認知課題) + エクササイズ(exercise:運動課題)
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コグニサイズ(頭を使いながらの運動)
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コグニサイズ(頭を使いながらの運動)
認知機能の低下防止だけでなく運動不足の解消や全身の筋力向上・転倒予防、認知症の原因にもなる糖尿病や高血圧等の予防・改善にも効果的だと言われています。
□ 特別な道具や場所は必要ありません
□ 運動は軽く息がはずむ程度がいいと言われています
□ 頭の体操は,たまに間違えるぐらいの難しさが良いと言われています
□ 課題を出来ることが目標ではなく,頭と体に適度に刺激を与えることです
□ コグニサイズは週1回以上、有酸素運動は週3回以上,それを6か月以上続けると効果的だと言われています
□ 続けることが大切で、途中でやめてしまうと効果がうすれます
□ 運動は軽く息がはずむ程度がいいと言われています
□ 頭の体操は,たまに間違えるぐらいの難しさが良いと言われています
□ 課題を出来ることが目標ではなく,頭と体に適度に刺激を与えることです
□ コグニサイズは週1回以上、有酸素運動は週3回以上,それを6か月以上続けると効果的だと言われています
□ 続けることが大切で、途中でやめてしまうと効果がうすれます
数字を使ったコグニサイズ
(足踏み+引き算) 足踏みをしながら、 60から3ずつ順番に引いていきましょう。 注)考えながらも,足踏みは止めない!! |
言葉を使ったコグニサイズ
(足踏み+しりとり) 足踏みをしながら、 順番にしりとりを行っていく。 注)考えながらも,足踏みは止めない!! |
歌のコグニサイズ
(歌いながら足踏み+動作) 「あんたがたどこさ」を歌いながら 足踏みをする。 歌詞が「さ」のところで体の一部を叩きます。 |
□ 場 所
□ 期 間 □ 日 時 □ 対象者 □ 経過評価 □ 参加人数 □ スタッフ |
: 通所リハビリ
: 平成29年1月より開始 : 月曜日から金曜日の13:15~13:45 : 通所リハビリの利用者様 : 長谷川式・握力・5m歩行・片脚立位 棒落下・ファンクショナルリーチ : 20名前後 : リハスタッフ1名、介護福祉士1名 |