H29年3月 職員の一言

<H29.3.6> 看護師

今月は挨拶月間ということもありまして、何を言おうかなと思った時に、感謝の言葉「ありがとう」にまつわる話を私事ですが、させていただきます。私の主人は元々お酒が大好きで、飲めば酔う人でした。普段は亭主関白で頑固な人で、日常生活で「ありがとう」と言う人ではありませんでした。そんな夫が2012年に末期がんと診断されて、死の恐怖と不安と闘いながら2014年12月に亡くなりました。どんどん病状が進んでいく中で全てを悟った時に、主人の弟や母、私、息子3人とそれぞれ手を繋いで「ありがとう」と素直に言えたのです。その「ありがとう」の言葉にどんなに心が和んだかわかりませんが、苦しかったこと、辛かったことが一遍に消化しました。皆さんもあの時言っておけば良かったと後悔するよりも、素直にたくさんの笑顔と「ありがとう」が飛び交う様になるといいですね。

<H29.3.13> 歯科スタッフ

私の名字は珍しい名字です。主人の実家が愛媛県松山市にあるのですが、そこでも数件しかありません。よく言い間違えられ電話などで説明する時も分かってもらえず、説明するのも面倒に思う事があります。こちらに入職して2カ月経った頃、患者さんの御主人から「名字の臼はどういう書き順ですか」と尋ねられました。結婚して13年経ちますが、書き順など考えもせずに書いていたので、自信がないながらも普段書いている書き順を教え、その日家に帰ってすぐに調べました。すると、2通りの書き順があることが分かりました。私の書き順も正しかったことも分かり、間違いを教えていなかったことにほっとしました。臼という漢字を使う事は少ないと思いますが、もし、書き順が気になった方は私のところへ尋ねてきて下さい。

<H29.3.27> 病棟クラーク

昨日は主人の54歳の誕生日でした。毎年、誕生日プレゼントを何にしようか頭を悩ませます。何を聞いても「いらない」と言われるからです。主人は、呆れるほど物欲が無く、結婚して5年になりますが、1度も「あれが欲しいこれが欲しい。買いたい。」という言葉を聞いたことがありません。靴も底がすり減ってみっともないから履かないでと言っても「まだ履ける。まだ買わなくていい。」と穴が開くまで履き通します。私の物欲は人並みだと思うのですが、主人からはしょっちゅう散財家のような言われ方をします。なので誕生日プレゼントを選ぶ気も失せてしまうのですが、やっぱり無視出来ずに昨日も夕方になってから家電屋さんへ駆け込み、半年前から調子の悪い電動カミソリがいよいよ変な音がしてきたのでそれをグレードアップしたものを買って渡しました。そしたら地味に喜んでいました。おもしろくない人だなと思いますが、私が年を取ってよれよれになっても捨てずに大事にしてくれるのではないかなという気はしました。