認知症対応力向上研修のシンポジウムに参加しました。

3月30日(金)に平成29年度 施設系サービス従事者向け認知症対応力向上シンポジウムのシンポジストとして福岡県介護老人保健施設協会からの依頼があり、ささぐり泯江苑の高島師長と直方中村病院認知症医療センターより立部氏、ナーシングセンター八幡より施設長の斎藤Dr3人がそれぞれの報告を行いました。

高島師長から認知症の取り組み・在宅復帰と課題・職員教育など、苑でどのように実施されているか資料を元に説明し、あっという間の1時間でした。斎藤先生も認知症とは病気であり人としての対応を忘れない事、BPSDには必ず意味がありしっかり分析することが必要ということを話されていました。今回の研修を通し生活の場であるささぐり泯江苑が利用者主体で介護職の協力のもと様々な活動が出来ている事も改めて実感し介護職を誇りに思いました。また利用者の笑顔を引き出せるように支援することが介護職の遣り甲斐となり介護現場の生産性を高めることに繋がっていくのではないかと感じました。老健協会の総会の後ということ、介護保険改訂最新情報説明会も予定となっており幹部ぞろいの中での発表に少し緊張しながらの報告でした。

第2部のシンポジウムでは法人でお世話になった釘崎先生の講演もあり介護職の離職が続く中、職員が自施設の組織人としての自覚を持てるよう育成していくことが大切、教育環境の変化と社会が進歩している事を私たちが受け入れないといけない事など貴重な話をきくこともできました。今回の介護保険改訂にもあるように認知症の方が住み慣れた土地で生活継続ができるようささぐり泯江苑での取り組みも継続していきたいと思います。

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シンポジウムの会場風景

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高島師長による認知症の取り組みの講話