理事長だより 第五十九回 「稲星山」
2019年8月の走行距離は148kmでした。残念ながら今月のノルマ(167km)は達成できませんでした・・・暑かったので仕方がないとは思います。しかしトータルでは167kmのプラスなので、ちょうど1ヶ月分です。
さて、今月はこんな所に行ってきました!?
赤茶けた大地に、岩がゴロゴロ、視界の悪い空・・・不毛の地・・火星?・・・いえいえ、これは稲星山(1,744m)の頂上です。台風が過ぎた翌日、もしかしたら天候は良くなるのではないかと願いながら赤川登山口から登りだしました。しかし、終始ガスに包まれた天候でした。登山中、七曲の大変きつい登りやススキの原っぱを草漕ぎ草漕ぎで道を見失ったり・・・様々な苦労のあとに手にしたのは・・・火星?不毛の地の景色。
登山の醍醐味である気持ちのいい景色が全くないので、今回は登山中に見つけた奇妙なものを紹介します。
これは、赤川登山口から登りだしてすぐに見つけました。スタートレックが好きな人にとっては、この形状には惹かれると思います。カーク船長が「エンタープライズ!最大出力!」と命令を下しながらブラックホールから脱出している、そんな光景が思い浮かびます。
これは、登りで一番きつかった七曲に入ってすぐにいました。黒猫?ミミズク?目があった時はギョッとしましたが、ただの切り株というオチ。
これは、稲星山頂上手前で稜線を進んでいる所に見つけました。昨日の台風もそうですが、ここは風が強くて、いい感じに草がまとまっています。もじゃもじゃした海底生物のようです。
これは稲星山頂上にいました。枯れかけた植物の小枝がたくさんの水滴を貫いて、見た目は水滴がキラキラして綺麗ですが、実は粘液質で食虫植物だった・・・そんな架空の生命体を想像してしまいます。頂上では霧雨が降っていて、寒さと相まってなんとも心細い思いをしました。
これは、稲星山から久住山に向かう途中にいました。人工的ではありますが、私が作ったわけではありません。
最後に、火星探査機オポチュニティの画像を合成して、火星らしさを演出してみました。
稲星山・・・天候が良ければ眺望もよく、不毛の地では?なんて考えたりしなかったと思います。機会があれば、またチャレンジしたいところです。
活動時間:5時間5分、移動距離:7.4km、累積標高:1,057m